映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に
 

 

 
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引っ越ししました

新しいブログは「きゃらめるぽっぷこーん」といいます

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お盆休み真っ最中、帰省もお墓参りもない我が家はすべて通常営業です。

レディスデーに時間が取れたので、ひとり映画館に行ったのですが、ごった返す映画館に驚きました。

お目当ての「バケモノの子」は満席の×マーク。

えーー、残念ーー。

ならば「ミッションポッシブル」が良かったけど時間が合わなくて、今から帰るのもなんだし、

仕方ない「進撃の巨人」を観ましょうかとチケット売り場に並びました。



念のために、「バケモノの子」はもう満席なんですねと尋ねると、おひとり様なら最後の1席が空いてますとのこと、前から2番目のど真ん中。

普段からどちらかというと前方の真ん中の席を選ぶんだけど、流石にこんなに前には座らない。

でも小さなシアターだったので疲れることなくなかなかの快適さで鑑賞することができました。

満席のシアターって久々だな。







役所さんや宮崎さんが声優されてることは知ってたし、

リリーフランキーさんは声でわかったけど、

エンドロールですごい俳優陣が出てたと知ってビックリ。

あらま、大泉洋さんも出てたんですかん。残念~もっと注意してれば良かった。



細田守さんは、テレビで何気に観た「おおかみこどもの雨と雪」がすごく良かったので期待してたんですよね。

前回は母親の子育ての話とすると、今回は父親の子育ての話。



雨と雪の若いお母さんは自分のすべてを尽くして子ども二人を育て、それぞれ人間とおおかみとして子どもは自立していった。

今回は子育ての話というより、父親は自分の生きざまを子に刻み込んだ。

我がままで自分勝手な親父が役所さんが演じることで憎めないお父さんになってました。さすがです。

渋谷の街も繊細に描かれてて、バケモノの世界との対比も面白かった。



最後になって闇を抱える人間同士の対立になったのはちょっと戸惑ったかな。

え、そーいう話だったっけ、、って。

そのせいで映像的にはジブリっぽくなったけど。



基本的には面白かった。

ひとりで生きていけない非力な子どもが、逞しく成長する話って、

それだけで母はもー感動しちゃうんですよね。









バケモノの子  2015年

監督:細田守

出演:役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、リリー・フランキー、大泉洋



人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。そんな中、両世界を巻き込む事件が起こる。 

 

 

 

 
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学校を卒業して、勉強しようと進んだ道を早々と挫折して、
就職してないし、どこにも所属してなくて、まだ何者でもない、
社会のなかで自分だけ浮いているような時期って、自分にも確かにあった。
そっか、まさに朔子の年齢だぁって、
ちょっとだけ思い出しました。(いったい何年前の話なんだ)

大学受験に失敗して将来の展望も持てない18才の朔子が過ごす夏の日々の話。
特別なことなんて起きない、いろんな人と出会うけど特別なことなんてない。
だけど、なんて魅力あふれる映画なんだと思う。

朔子と叔母さんは、実は血は繋がってない。
朔子の母と姉妹の叔母さんが同級生でなぜ同じ名前なのか(字は違う)、そこから複雑だけどそんなに入り組んでない人間関係が始まってる。
登場する人たちと朔子の関係(距離感)が面白い。
踏み込まないけど垣間見える人生というか、朔子の視線から見た登場人物の特別じゃない感が、自分の周りにもいそうなんだよね。

若い子とコトを繰り返す偉い人らしいエロ親父。先日ニュースに出てませんでした?
海外渡航してまるでコレクションするみたいにやってた元校長先生。(タガが外れる感覚が忘れられなかったって言ってたヒト)

原発被災者を演じさせられる話もね、そういう面もあるって話でしょ。
(福島に住んでる友達から関連した話をたまたま聞いたことあります)
決して批判しているわけではないと思うんですよ。

叔母さんと兎吉さんとの関係も面白くて、インドネシア語の翻訳をしているインテリな叔母さんは「ダメな人を好きになっちゃう」んだね。
自転車で二人で違う道を行ったとき、どんな話をしてたんだろ。
そこを見せないところが憎いです。
近所の人からゴロツキと噂される兎吉は、娘を大学に入れてちゃんと暮してるよ。
違法すれすれのホテルの支配人だけどね。
疑問を言い始めた孝史にクビを言い渡して「お前は卒業だ」って言うあたりが清濁併せ呑んだ感じで、私なんかはちょっとぐっときちゃうんだけど。

叔母さんと腐れ縁らしい大学の先生(西田)との関係も、「大人って汚いよなーって」言いたくなるけど(大人なお前が言うなって)
これもある種の恋愛で、大人になるとキラキラした恋愛なんてないんだよ、たぶん。経験ないからわかんないけど←

そういう、いろんなたくさんのことを、声高に言ったりしてなくて、
朔子を通して見る距離感がすごく面白かった。

孝史役の太賀くんが良かったなー。

そして、二階堂ふみちゃんが毎回来てる服が可愛くて、あぁ肩だし似合うの二十歳だよなぁって思ったり、水着姿がたまらなく可愛かったです。
やっぱりね、若いってなにものにも代えられない魅力です。
なんつー、おばさんの感想になってしまった。
凄みを封印した二階堂ふみは可愛い☆



ほとりの朔子  2013年
監督:深田晃司
出演:二階堂ふみ、鶴田真由、太賀、古舘寛治

浪人生の朔子(二階堂ふみ)は叔母の海希江(鶴田真由)の提案で、旅に出た伯母(渡辺真起子)の家で2週間過ごすことに。彼女は海希江の幼なじみの兎吉(古舘寛治)やその娘の辰子(杉野希妃)、福島から避難してきたおいの孝史(太賀)らと出会う。のどかな場所で、朔子は仕事に集中する叔母をよそに短い夏休みを満喫していた。  

 

 

 

 
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「人は誰かのためになると思えば動く」
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シンブンシを被った匿名男がネット上で犯罪予告をする、、となると、今どきのサスペンスかとおもいきや、
派遣社員やブラック企業、ワーキングプア、etc.
厳しい現実を突きつけられて、
なんでこんな社会なの?
少しレールから外れたらやり直しはできないっていうの?
働きたい若者を受け入れられない社会ってナニ?
ゲイツ君が職を失った理由を知ったら可哀想で、ラストで泣けるっていうけど、真ん中へんあたりから泣いてしまいました。

キャスティングもすごく良かったし、ひょろ君のエピソードも最後に納得させる話だった。
そうなんだけど、ラストはもっと明るくて希望に向かって行けるものにして欲しかった。
殺人の動機づけも弱い気がするし(原作は知らないですけど)、そのあたりから、結末はハッピーではないなと、、、

あのIT会社、ちょっと悔しくないですか。
あそこにちょっとでいいから制裁があれば良かったのにぃ。
なんてことを言いだすと、某TV局のスカッとジャパンみたいで単純過ぎてあかんですかね(笑)

吉野絵里香という刑事のインパクト少な目ですかね。
重要な役どころではあったんだけど、ちょっと上滑り←
戸田恵梨香ちゃんは好きなんだけど、仕事できるやり手の感じとか、
孤独に育ったゲイツくんとのエピソードが繋がらない。
だから最後のシーンに感情が揺れないの。なんで?って思うばかりで。

海岸でのエンディングの余韻は、辛いことばかりだったけどだから知り合えた仲間がいるっていう、ほのぼのとした雰囲気なのに、、なんでゲイツ君はそれを選択したの?って思うじゃない。

現実が厳しければ厳しいほど、若い君たちには頑張って欲しい。
おばちゃんは心からそう思ったのでした。

ノビタくんの返すに返せない傘が浮いてました(笑)

全体としては面白かった。
好きなんですよね、とーま君。
私的には、とーま君の作品は外れなしです。
次は11月の映画「グラスホッパー」ね☆




予告犯 2015年
監督:中村義洋
出演:生田斗真、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々、福山康平

インターネット上に、新聞紙製の頭巾にTシャツの男(生田斗真)が登場する動画が投稿され始める。彼は動画の中で、集団食中毒を起こしながらも誠意を見せない食品加工会社への放火を予告する。警視庁サイバー犯罪対策課の捜査官・吉野絵里香(戸田恵梨香)が捜査に着手するが、彼の予告通りに食品加工会社の工場に火が放たれる。それを契機に、予告犯=シンブンシによる予告動画の投稿とその内容の実行が繰り返される。やがて模倣犯が出没し、政治家殺害予告までもが飛び出すようになる。  

 

 

 

 
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黄色い電車に乗って映画を観に行きました。映画の中でも黄色い電車が何度も出てきました。このローカル感、、落ち着く(笑)
公開初日にこのローカルな映画館で監督や主演俳優を迎えて舞台挨拶があったそうで、
来たかったなぁ~、残念ながらその日は仕事で来られませんでした。

始まりは千太郎の後ろ姿。
ほんの少しだけ右肩が下がり、足を引きずるクセのある歩き方。
屋上で煙草を吸うその姿は孤独で、間違いなく人生なんて楽しんでない。
こういうのは理屈じゃなくて感覚の問題なんだけど、
あぁこの映画好きだなぁ、、、そう思いました。

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徳江が患っていたハンセン病は病気が進むと容姿が変形することと、政府が患者を隔離したことから間違った認識のため差別に拍車がかかった悲しい歴史を持つ病気。患者同士でしか結婚できなかったし子孫を残すことも許されなかった。
ハンセン病の話を聞くたびに、なぜかいつもごめんなさい、、という気持ちになる。
「無知」
「無関心」
心に無意識にあるそういうものが差別を引き起こすから。

ワカナの年齢くらいで療養所にやってきた徳江は、家族と引き離され、自分は何のために生まれてきたんだろうと悩んだはず。
でも、たくさんの自由を制限されて生きてきたからこそ心は誰よりも自由で、だから小豆の言葉に耳をすますことができる。
あぁ、なんて素敵な人なんでしょう。

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「ねえ、店長さん。私たちはこの世を見るために、聞くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても、私たちは生きる意味があるのよ。」

だめだ、
もーこの台詞で涙腺が決壊しました、わたくし。

樹木希林さん。
原作を書いている時から徳江は樹木さんをイメージしていたそうです。本当に素晴らしい存在感のある方。
いて下さるだけで嬉しい、そういう俳優さんですよね。

そして、さらに良かったのが千太郎役の永瀬正敏。
無口でやるせなくて、、、
お酒で失敗した人生だから、真逆のあんこの仕事したんだね(千太郎の話)
なんかそれ可愛いじゃん←
最後の桜の花の下のシーンが良かったなぁ、晴れ晴れしてて。



あん  2015年
監督:河瀬直美
出演:樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅
原作:ドリアン助川

刑務所から出所したのち、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎の店に、徳江(樹木希林)という女性がやって来る。その店で働くことを強く希望した徳江を千太郎は採用。徳江が作る粒あんが評判となり、店は大繁盛。そんな中徳江は、つぶれたどら焼きをもらいに来ていた女子中学生のワカナと親しくなる。ところがある日、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡る。 

 

 

 

 
ひゅ~~~~~
終わった後にモヤモヤモヤモヤする。
女って怖い。いや女だからってみんなこんなことできません。そんなに頭良くないしキレてない。
思わず息子に、ちょっと抜けてるくらいの人と結婚しなさいって言っちゃいましたわ。

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結婚5年目の妻がいなくなった。
事件かと思うよね、やがて夫に疑いの目が向けられる。
でも途中からあらぬ方向に進んで行って、途中から全く予測不能。
どんなふうに収束するのか全くわからなくなってくる。
149分ですよ、そこそこ長いのに全くダレずにラストに突入します。

終わってみたら、、あれ?これってただの〇〇喧嘩なの?(笑)
スケールでかーーー(笑)
こわーーーい(笑)

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デヴィッド・フィンチャー監督は息子がファンなんですよ。
ファイトクラブが超おすすめらしくて、レンタルじゃなくて購入したDVDがずっと前から手元にある。
スッキリとチャンちゃんって終わるより、余韻の残る作品がお好みかしらん。
意外と母似にじゃねーか(笑)

・セブン (1995)
・ファイト・クラブ (1999)
・ゾディアック(2006)
・ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (2008)
・ドラゴン・タトゥーの女 (2011)

このあたりをまずは見てみましょうかねー。




ゴーン・ガール(原題:GONE GIRL )  2014年
監督:デヴィッド・フィンチャー
俳優:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク

ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向ける。 

 

 

 

 
面白かったんだけど途中でちょっとお尻が(腰が)痛かったんですよね。
長そうだなとは思ったけど143分。そりゃ痛くなる(笑)

面白い映画でした。
今までにないテイストの時代劇。
観た人に感想を聞くと「面白かったよ」って必ず言うんだけど、でも具体的にどこが面白かったって教えてくれないの。
何となくわかる気がする、なんか具体的に言いにくいかも。

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天保十二年(1841)。老中水野忠邦の世に言う天保の改革の真っただ中。
あと10年もしたらペリーが浦賀にやってくる幕末に近い江戸時代。
この時代の人が美味しそうに食事をし、働き、話題の戯作が発行されるのを楽しみにしている様は、次は何の映画を観ようかと楽しみに友達と会話してランチする今日の私の姿と何もかわらない。

女からの離婚請求の権利がなく、そのための政府公認の縁切り寺(鎌倉の東慶寺)と聞くと、女は虐げられて暮しているのかと思うけど、いやいや結構逞しい。
案外、亭主は女房に逃げられると何もできないじゃんってところも、今と同じじゃーん。

そんな男と女のいくつかの物語が、想像以上にてんこ盛りになってます。
これだけの話を1本の映画に入れてしまうって相当だと思うよ。そりゃ143分かかるっちゅーの。
よく混乱しないでまとまったと感心します。

兎にも角にも、贅沢過ぎるキャスティング。
いいんですか?ホント。
どなたもドンピシャに素敵に似合っていて生き生きしていて、
それが作品全体に品がある要因かなと感じました。

想像妊娠騒動やハチミツ浣腸のくだりは面白かったけど
いっぱいあり過ぎて思い出せないくらいのエピソード数で、
できれば少し数を減らした方が、ひとつひとつにゆっくり感動できたのになぁ。

私はじょごと信次郎のラブラブてしたところをもうちょっと見たかったよ。
結構斬新なファーストキスだったし☆



駆込み女と駆出し男  2015年
監督:原田眞人
出演:大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、堤真一、山崎努、樹木希林

江戸時代、幕府公認の縁切寺として名高い尼寺の東慶寺には、複雑な事情を抱えた女たちが離縁を求め駆け込んできた。女たちの聞き取り調査を行う御用宿・柏屋に居候する戯作者志望の医者見習い・信次郎(大泉洋)は、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも男女のもめ事を解決に向けて導き、訳あり女たちの人生の再出発を後押ししていく。 

 

 

 

 
「殺人の追憶」の脚本家シム・ソンボによる監督デビュー作。
あらすじの予備知識ゼロで臨んだので、途中からの展開に「うっそー」

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今現在でも亡命や様々な理由で密航を企てた話は日常的にニュースになるし、
人知れずにこういうトラブルで消えてしまった方たちがいるかもしれないと思いながら観てたわけですが、2001年に実際に起こった「テチャン号事件」というものを題材にしていることを後で知りました。
驚きというよりやっぱりという気持ち。絶句しながら観てる場合じゃないよね、事実としてあったことなんだから。
ともかく現実がずっしりと重いです。

船長のチョルジュにとって老朽化した漁船チョンジン号が人生のすべてで、なにがあっても守り抜きたいという思いが最後に狂気になってあんな風になったのかな。
家族のように一致団結して船に乗っていた仲間なのに。
一番大切な守りたかった場所が、どんどん深くなっていく霧の中で迷走し、コントロールできない方向に暴走してしまった。
最後はもうホラーでさえもあった。怖いよー。

始まりはキム・ユンソク演じる船長の目線だったものが、後半はユチョン演じるドンシクの目線へ展開する。

ぶっちゃけな話、ユチョン初出演映画で、評判がとてつもなく良かったので観に行ったんだけど、その理由で観たとして、かなりの衝撃的な作品だったわけですが、充分に見応えのある内容でした、素晴らしかった。

あの可愛いユチョンが、どこからどう見ても田舎の素朴な青年にしか見えなくてドンシクでしかない。
殺戮が繰り返される修羅場の中での彼の唯一の正義が彼女を守ることだったんだと思うと、それはそれで納得ができる。
ふたりが感じた感情が恋愛だったかどうかなんて、あの状況で誰も決められない気がするんだよね。

だから、流れ着いた先で彼女がとった行動は納得できる。
ドンシクは彼女を探したんだろうか、どうかなぁ。
必死に探してはいないけど、どこかで会えないかと思ってはいたよね。きっと。
そんなこちら側の想像のための、サービスですかね、最後のシーンは。

作品的には流れ着いた海岸の場面で終わって欲しかったけど、
ひとり黙々と働くドンシクの暮らしに少しだけ触れさせてくれたのは監督さんの優しさでしょうか、そういうことにしておきたいです。



海にかかる霧(原題:해무)  2014年  
監督:シム・ソンボ
出演:キム・ユンソク、パク・ユチョン、ムン・ソングン、キム・サンホ、イ・ヒジュン

チョンジン号は一時、大漁に沸いていたこともあったが、最近は不漁続きで船の維持すら難しくなっていた。八方ふさがりの中、船長チョルジュ(キム・ユンソク)は、やむを得ず中国からの密航者たちを乗船させることにする。そして決行の日、海上で中国船から密航者を迎え入れた。
 

 

 

 

 
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雨の日、8才の少女が小学校への登校時に変質者にレイプされる。
かろうじて命はとりとめるが、人工肛門という過酷な運命を背負い、
一生残る心の傷を負うことになる。

韓国で実際にあった事件をベースにした話だそうです。
だからね、可哀想過ぎて耐えられなくてね。
そんな昔の事件じゃないからご家族はご健在ですよね。
ここまでストレートに描くって、日本ではなかなかないんじゃないかな。

父親役のソル・ギョングも母親役のオム・ジウォンも、悲しみと怒りで気が狂わんばかりで。そりゃそうよね。誰だって我が身に置き換えたら苦しくてたまらない。
辛さに耐えながらもなんとか鑑賞できたのは、ひとえにイ・レちゃん演じるソウォンの素直で健気な可愛らしさだった気がします。

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彼女は瀕死の状態の中、自分で警察に連絡をするの。
それはいつも忙しくしてるお父さんとお母さんの大変さをわかってるから。
そんなこと考えるような状態じゃないのに無意識にそういう事ができるしっかりした子なんだよね。

そんなソウォンが自分を責め始めたのは、マスコミが騒ぎ始めたから。
マスコミから自分を隠そうする父を見て、自分は悪いことをしたのかと恐怖で泣くの。
こんな姿になった自分が恥ずかしいとシーツを被って自分を隠そうとする。

もちろん卑劣な犯行が一番憎むべきことなんだけど、
被害者を傷つけることはそれだけじゃない、むしろその後の周りの行動がどれだけの人を傷つけるかということなんだよね。
特に韓国はマスコミは病院にまで押しかけるから、見てて腹立たしかった。

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ソウォンは事件がトラウマとなり男性である父親と話すことができなくなっていた。
そこでドンフンがしたことは、ソウォンが大好きなココモンの着ぐるみを着て彼女を元気づけることだった。

これがね、もー泣けましたわ。
着ぐるみの中で汗びっしょりのソル様が、汗びっしょりだけど涙もいっしょにびっしょりなんだよね。
仕事の合間に着ぐるみで娘を見守り、学校に行くようになった娘をちょっと離れたところで見守る。
ソウォンはいつもそばにいるココモンを見て安心するの。

可愛いカバンに飴をいっぱい詰めて持たせたのは、人工肛門が臭うんじゃないか、ガサガサ音がするのが恥ずかしいという娘のために考えたんだね。

ドンフンは回復するソウォンに胸をなで下ろす一方、犯人の発言を聞き、恨みと娘を守りたい一心から殺人の衝動にも駆られる。
そして酒による心神耗弱という判決が出て、いつか又犯人と娘がどこかで出会うかもしれないという憤りが頂点に達するけど、娘に「家にかえろう」と引きとめられる。

この作品が描きたかったことは復讐することや憎むことじゃないんだよね。
復讐ではなく希望を。
タイトルそのもの、願い。

8才にして人は何のために生まれてきたんだろうと呟いたソウォンは、
生まれてきた弟を笑顔で迎えた。
生きるということは希望(弟の名前も希望)なんだってことを笑顔で見せてくれました。

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「王の男」
「美しき人生」
「あなたは遠いところに」
イ・ジュニク監督の作品は好きな作品が多いです。
唐沢さんの「イン・ザ・ヒーロー」にカメオ出演してるってさっき知って、いつかそれ見てみよう。

そう言えばこの監督さん、商業映画から引退するなんて言ってたことあったよね。
こんな良い映画撮るんだから、まだまだ活躍して下さいませ。



ソウォン/願い(原題:소원)  2013年  ☆☆☆☆☆
監督:イ・ジュニク
出演:ソル・ギョング、オム・ジウォン、イ・レ、キム・サンホ、キム・ヘスク

雨の朝、一人で登校した8歳のソウォン(イ・レ)は男に呼び止められ、半死半生の暴行を受けた状態で発見される。病院に運び込まれたまな娘の惨状に、父親ドンフン(ソル・ギョング)も、母親ミヒ(オム・ジウォン)も泣き崩れる。その後、執拗(しつよう)なマスコミの取材攻勢や社会全体からの注目に対し、両親はソウォンを何とか守ろうとする。 

 

 

 

 
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まさかの実写化だと思うよ、殺せんせーがよく実写になったと、、
いや、その前にまったく知らなかったんですけどね、すごい人気のコミックなんだってね。

「毎週読み終わったジャンプくれてありがとう、助かってる」って
年末の福嵐でニノにお礼を言ってたのは相葉ちゃんだった気がするんだけど、
少なくても二人は愛読してるってことよね。
(追:ジャンプのインタビューによると潤くんも愛読してるらしい)

殺せんせーのフォルムがなんとも独特で、でも表情豊か。
声もピッタリで、ニノだからってのもあって行ったけど、正直ほぼ最初からニノは意識から外れてました。可笑しくて愛らしくてキュート 
「暗殺教室の」最大の魅力は殺せんせーよね。

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ある日突然、進学校「椚ヶ丘中学校」の落ちこぼれ組・3年E組の元に政府の人間と、人間ではない謎の生物がやって来た。マッハ20で空を飛び、月の7割を破壊して常時三日月の状態と化してしまった危険な生物は「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」ことを宣言したうえ、「椚ヶ丘中学校3年E組」の担任教師となることを希望した。

高校三年生の1年間で完結する話なのね。
それを2時間で描くわけですから大変よね(描いたのは1学期だけですが)、原作未読の人は設定に馴染むまでに間違いなく戸惑うよね。
柔軟な感性が必要というか、精神年齢が柔軟というか← 
そういのないと難しいんじゃない?
斜め前に座ってたおじ様が途中から気持ちよさそうな寝息をたててたのはわからんでもない、イビキじゃなくてよかったよ。
隣の小学生くらいの女の子が楽しそうに観てました。

ストーリー展開は詰め込まれた感はあったけど、テンポが良くて、殺せんせーを愛でてるだけで十分なくらいに楽しかった。
殺せんせーの教えによって、落ちこぼれの生徒たちの成績が上がるし、何より戦う(暗殺の)知恵を身につけて、すなわちそれは生きる知恵で、なんでも机上で学ぶ現在においてそれは憧れなほど実体験ばかりなの。そこかなー。
どんなことしてもドーンと受け止めてくれる先生は憧れるよね。

個人的に、山田くんも菅田将暉くんも好きよ。
原作コミック、アニメを観てる人にもキャスティングは概ね好評のようです。
ニノの声が絶賛されてるみたいで、 「鉄コン筋クリート」に続いて声優第二弾の仕事がなんか嬉しい。

なかなか大人にならないなぁって思ってた加藤清史郎くんが、ちょっと大きくなって政府から送り込まれた刺客のイトナ役。
山田くんと同級生役ってのが凄いけど、インパクトのある役でした。

To be continued、、、で終わったので、そうまだ一学期が終わっただけだし、間違いなく続編はあるよね。
ファン的にエンドロールも楽しめます~☆



暗殺教室  2015年
監督:羽住英一郎
出演:山田涼介、菅田将暉、椎名桔平、加藤清史郎、知英、高嶋政伸 

 

 

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海にかかる霧 2015.4.24~ TOHOシネマズ
国際市場 2015.5.16~ シネマート新宿
予告犯 2015.6.6~
海街diary 2015.6.13~
グラスホッパー 2015.11.7~
母と暮らせば 2015.12.12~
猫なんかよんでもこない。2016年

 
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