映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に
 

 

 
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砲火の中へ(原題:포화속으로)  2010年  
監督:イ・ジェハン
出演:タップ、クォン・サンウ、チャ・スンウォン、キム・スンウ

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朝鮮戦争60周年を迎え、625動乱に参戦した学徒兵71人の実話をもとに作られた映画
エンディングに学徒兵として戦い、生き残った方が涙ながらに語り
悲惨な実話を映画として目の当たりにすると
今に続く韓国の歴史をひたすら重く受け止めるだけです

ソウルのメガボックスで映画鑑賞
公開して何週も過ぎているにも関わらず、たくさんのお客さんで埋まっていました
悲惨なシーンではあちこちから驚きの声が上がってました
(日本に比べて韓国の方は反応がよくて驚くとストレートに声が出ます)
私の左隣は高校生風の女性、主演がトップのせいか若い人が多かった
60年前に自国で起きた戦争を再認識し、特に若い人たちが観るということに意義のある映画なんでしょうね (他国の私が言うのも変な話ですが)

そういう部分から離れて映画として単純に観た感想ですが

監督が意図したのかどうかわからないけど
イデオロギー的なものを極力排除した描かれかたをしているような気がしました
ただ、、なんというか
戦闘シーンにかなりの時間を割き、血糊もべったりで人も吹き飛ぶしとても悲惨なんだけど
うわ~、すごい
と思いつつリアリティを感じないのも事実で
どこか綺麗なんです

気になったのが北朝鮮兵のチャ・スンウォン
カリスマ性があってムッチャかっこいい
カン・ソクテ大尉のキム・スンウもそう
戦争漫画のヒーローみたいなビジュアルなんですよね
それがいいのか悪いのかわからない
韓国映画としてはとても珍しい映画のような気がしました

トップの目が印象的でした
怯えた小動物のような(子鹿かなぁ)目が印象的で可愛かったですね~(あれは演技なのか素顔なのか、笑)
戦う決意をしてからのラストまでの表情は迫力ありました

クォン・サンウもいい味をだしてた
スカッとさせる場面もあって
悲しく救いようのない結末の映画の中で
カプチョの存在がホッとさせる役目をしていたような気がします

71人の学徒兵がなぜ決死の戦いを決意したのか
そこがもっと説明されて
彼らにもっと焦点が当たっていたら
さらに心に響く映画になったんじゃないかなぁ

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1950年6月25日深夜4時。誰も予想しなかった朝鮮戦争が始まった。圧倒的な力で武装した北朝鮮軍は破竹の勢いで南に進撃を繰り返し、韓国軍の敗色は色濃くなるばかり。全世界が第3次世界大戦の恐怖に包まれるや国連は膨大な数の連合軍を大韓民国に派兵することを決定した。すでに、これ以上退くところがない大韓民国は連合軍の到着を待ちつつ洛東江死守に全てをかけ、残った戦力をそこに総集結させた。

浦項を守っていたカン・ソクテ(キム・スンウ)の部隊も洛東江を死守するために集結せよとの命令を受けた。しかし、いまや戦線の最前方となってしまった浦項を放って行くわけにはいかない状況。カン・ソクテは仕方なく銃をまともに持ったことのない71名の学徒兵をそこに残して洛東江へと発った。唯一、戦闘についていったことがあるという理由でオ・チャンボム(タップ)が中隊長に任命されたが、少年院に連れて行かれる代わりに戦場へ行くことを志願したク・カプチョ(クォン・サンウ)とその仲間たちは公然とチャンボムを無視する。銃弾を1発ずつ撃つだけで射撃訓練を終えた71名の少年たちは、避難民も軍人も去ってがらんとした浦項で、これからどんなことが起こるのか分からないまま大きな部隊が再び戻ってくることだけを待つ。

盈を焦土にした北朝鮮軍の進撃隊長パク・ムラン(チャ・スンウォン)が率いる人民軍766遊撃隊は、洛東江へ行けという党の指示を無視し秘密裏に浦項へと進路を変えた。盈から浦項を経由し最短の時間で最後の目的地である釜山を陥落させるという戦略。パク・ムランの部隊はあっという間に浦項に入り、国軍司令部があった浦項女子中学校に残っていた71名の少年たちは、真夜中に暗闇の中から聞こえてくる音に目を覚ました。静けさが漂っていた浦項にはすでに巨大な戦雲が覆いかかって来ている。洛東江戦線に投入されたカン・ソクテ大尉は、学徒兵たちを心配する余裕もないほど、時々刻々と集まってくる人民軍の部隊と対決していた。

 

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こういう手紙を読むと、やっぱり映画の感想うんぬんとは書けないなぁ
そう思います

母に送る6.25戦争学徒兵(イ・ウグン学徒兵)の手紙

お母様、私は人を殺しました
それも石垣一つを間に挟んで10人余りになるでしょう
2人の特攻隊員と共に手榴弾という恐ろしい爆発武器を投げて一瞬に殺してしまいました
手榴弾の爆音は私の耳に突き刺さりました
今この文を書いている瞬間にも耳の中には恐ろしい轟音が聞こえます

お母様、敵の脚が離れていって腕が離れていきました
あまりにも過酷な死でした
いくら敵でも彼らも人だと考えると、さらに同じ言語をもつ血を分けた同族だと考えると胸が苦しくて重いです
お母様、戦争は何故しなければいけないですか
この複雑で苦しい心情をお母様にお知らせして私の心が沈みそうです

私は恐ろしいです
今私のそばでは多くの学友が死を待つように多少飛びかかることを待って熱い日光の下で伏せています
私も伏せてこの文を書きます
敵は今沈黙を守っています
いつまた飛びかかるかも知れません
私たちの前にかくれている敵の数はあまりにも多いです
私たちはやっと71人だけです
もうどうなるのかを考えれば恐ろしいです
お母様と話をしているから少しは心が落ち着くようです

お母様、はやく戦争が終わってお母様のふところに抱かれたいです
昨日私は下着を自分で洗って着ました
私は清潔な下着を着てひとつ考えました
お母様が洗って下さった白玉のような下着と私が洗って着たそれほど清潔でない下着の意味をです
私は清潔な下着を着替えて寿衣をふと考えたのかわからないです

お母様、もしかしたら私は今日死ぬかも知れません
あの多い敵が私たちを生かして退きそうではないからです
お母様、死が恐ろしいのでは決してないのです
お母様や兄弟にもう二度と会えないと考えると死が若干恐ろしいという話です
だが私は生きていきます
必ず生きて帰ります

お母様、なぜ私が死にますか
私ではなく私の横で伏せている学友が私の代わりに死んで私だけ生きるということは絶対にありません
天主様は私どもの幼い学徒らをかわいそうに感じられるでしょう

お母様、いまやっと心が安らかになりました
お母様、私は必ず生きてまたお母様のそばに走っていきます
なぜかサンチュの葉が食べたいです
そして小さな泉の歯にしみるような冷たい水を思い切り飲みたいです

ア! やつらが近づいています
またまた書きます
お母さんアンニョン! アンニョン!
あ、さよならではありません
また書きますから、、、
それでは、、、
のちほどまた、、、

 

 

Comment

 

ほんとにね~、私もスンさんについての感想は書けたけど(かっこいいって^^;)
映画については難しいですよね、だって実話ですもん。
監督さんとしては、やっぱり意図して淡々とさせたみたいです。
ご存知かと思いますが、イ・ジェハン監督は12歳でアメリカに渡ったそうで、
アメリカでの上映の時に日本海の表記の事で問題になった時も、ちょっとそういう
感覚に疎いのでは?って言われてましたよね。
だから韓国映画なんだけど、外国の監督さんが撮ったような感じになっちゃった
(した?)のかと。制作会社の社長さんはだから彼を選んだ、みたいな事を読みました
けど。(どこかの記事で)

私としては、やっぱり戦闘シーンをもう少し短くしたらバランスがよかったのでは
ないかと^^;
でもCGにもすごく力いれたみたいですから、カットしたくなかったのかしら?(笑)
そしたらもう少し人間が引きたったんじゃないかと思うんですけどね~

NAME:mim | 2010.07.16(金) 22:19 | URL | [Edit]

 

mimさん☆

韓国の映画って根底に「恨」っていうものを感じるんですよね
それとか儒教的が考え方から来る、しがらみと言うか
いつも何かに縛られているような圧迫感とか、、、
この映画は朝鮮戦争という
まさに韓国の根底にあるものを描く映画なのに
そういう韓国映画にいつも感じるものを全く感じない不思議な映画だったの
映像も素晴らしくて、まるでハリウッドの戦争映画を観てるみたいな、、、

それは監督さんがアメリカ育ちだってことも関係あるのかなぁってなんとなく思ってたんだけど、もしかしたらそれは制作側として意図的そうしたのかもしれないですね
主演がトップを選んだのもそんな気がして、でも結果として若い人も含めてたくさんの方が映画を観てくれてるから成功ですよね
4人のメインの俳優さんはみんな素晴らしかったです

やっぱり事実は重くて。。。
あの戦争でなくなった人たちに思いを寄せるきっかけになるとがこの映画の役割だもんね

71名のそれぞれのエピソードがたくさんあるはずで
そっちをもっと描けばもっとよかったのになぁって私も思いました

NAME:ルピナス | 2010.07.17(土) 16:27 | URL | [Edit]

 

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