映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に
 

 

 
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「東京家族」は山田洋次監督が小津安二郎監督に捧げるオマージュ作品ということなので
二つの作品を観比べてみたくて「東京物語」を観ました(←タイトルの微妙な違いがややこしい)
昨年、イギリスの映画雑誌で映画監督が選ぶベスト1に選出されたというニュースも聞いていたので、ぜひ一度観たいと思ってたんですよね

「東京家族」はまさにリメイクだったんですね
設定は一部違うけれど
細かな台詞までもがそっくりそのままで驚きました
戦後間もなくのこの時代の物語を
そのまま平成の物語として完成されてたことに対して
改めて平成版の「東京家族」に敬意を表したい気持ちになりました

1953年、敗戦から8年が過ぎた頃の話
私はもう少し後に生まれていて
遥か昔に戦争が終わったような気持ちでいるけれど
そうじゃないんだなと時代の流れを実感した

原節子が戦死した次男の嫁として登場していて
彼女の存在が中心になって話が展開する
静かな口調で交わされる今はもうあまり聞かれない日本語の使い方が
とても新鮮で心地よかった

蒼井優が形見の時計を渡されたときに
本当は来なければ良かったと思ったんですと言って
「あんたは正直でいい人だ」とお父さんに言われて泣いた場面が妙に気になったんだけど
未亡人となった原節子が
亡くなった夫の事をもう忘れる日もあるんです、、といって泣く場面を観て納得しました
このリメイクだったのね

お母さんに息子のことは忘れていい人を見つけて結婚しなさいと言われて
本心を言わずに良い嫁を演じてしまったことを恥じながら
独り身のまま時を過ごしていく不安を告白するという場面は
平凡な日常を描きながら決して平凡に何もなく暮しているわけではない私たちの日常と同じで、まさに人の暮らしを描いている作品だと感じました

どこにでもある平凡な普通の人たちの話
いつの時代で描かれてもかわらない普遍的な家族の話
綿々と続いていく家族の話

世界中の誰もが共感する永遠のテーマなんですねぇ

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2013年、英国映画協会(BFI)発行の映画雑誌「Sight&Sound」が発表した「映画監督が選ぶベスト映画」で小津安二郎監督の映画『東京物語』(1953年)が1位に選ばれた。
同時に発表された「批評家が選ぶベスト映画」でも、同作は3位に選出されている。
BFIは1933年に設立された世界最古の映画協会。1952年から10年に1度、「映画監督が選ぶベスト映画」「批評家が選ぶベスト映画」を発表しており、昨年は「批評家が選ぶベスト映画」に846人が、「映画監督が選ぶベスト映画」に358人が参加した。

☆映画監督が選ぶベスト映画
1位『東京物語』 小津安二郎監督
2位『2001年宇宙の旅』 スタンリー・キューブリック監督
2位『市民ケーン』 オーソン・ウェルズ監督
4位『8 1/2』 フェデリコ・フェリーニ監督
5位『タクシードライバー』 マーティン・スコセッシ監督
6位『地獄の黙示録』 フランシス・フォード・コッポラ監督
7位『ゴッドファーザー』 フランシス・フォード・コッポラ監督
7位『めまい』 アルフレッド・ヒッチコック監督
9位『鏡』 アンドレイ・タルコフスキー監督
10位『自転車泥棒』 ヴィットリオ・デ・シーカ監督

☆批評家が選ぶベスト映画
1位『めまい』 アルフレッド・ヒッチコック監督
2位『市民ケーン』 オーソン・ウェルズ監督
3位『東京物語』 小津安二郎監督
4位『ゲームの規則』 ジャン・ルノワール監督
5位『サンライズ』F・W・ムルナウ監督
6位『2001年宇宙の旅』 スタンリー・キューブリック監督
7位『捜索者』 ジョン・フォード監督
8位『これがロシアだ』 ジガ・ヴェルトフ監督
9位『裁かるゝジャンヌ』 カール・テオドール・ドライエル監督
10位『8 1/2』 フェデリコ・フェリーニ監督



東京物語  1953年11月3日公開  ☆☆☆☆☆
監督:小津安二郎
出演:笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子、三宅邦子、山村聡

尾道に暮らす周吉とその妻のとみが東京に出掛ける。東京に暮らす子供たちの家を久方振りに訪ねるのだ。しかし、長男の幸一も長女の志げも毎日仕事が忙しくて両親をかまってやれない。寂しい思いをする2人を慰めたのが、戦死した次男の妻の紀子だった。紀子はわざわざ仕事を休んで、2人を東京名所の観光に連れて行く。周吉ととみは、子供たちからはあまり温かく接してもらえなかったがそれでも満足した表情を見せて尾道へ帰った。ところが、両親が帰郷して数日もしないうちに、とみが危篤状態であるとの電報が子供たちの元に届いた  

 

 

Comment

 

オンニー☆
小津監督の作品で、
「紀子」という名前で原節子さんが登場する
作品が3つあり、私は大好きです。

この間のヒッチコックさんの作品もそうでしたが
観るたびに、この時代の人たちの
物腰の美しさ、オーソドックスな服装の綺麗さ、
そして言葉遣いの美しさにウットリしてしまいます。

もう、観てからずいぶん時が経っていますが、
亡くなった二男の嫁の紀子と、
沢村貞子さん演ずる、ちゃっかり者の
実の娘の描かれ方の違いや
本心を隠さず、わびる紀子と、紀子に心からの
感謝をする義理の父の会話、
義理の両親を東京見物に連れて行くために
上司に休みをもらいたいと申し出る紀子の
言葉づかいのうつくしさ、そういうものが
心に残っています。

オンニのあげて下さったリストを見て
学生時代に興味本位でとっていた映画のクラスで、
アメリカ人の教授が
「必ず観なさい。この映画を見ることは財産です。
観たら私に、どう思ったか聞かせなさい。」といっていた
事を思い出します。
それらの作品で思い出せるものは
「市民ケーン」「めまい」「サイコ」「東京物語」「2001年宇宙の旅」
「時計仕掛けのオレンジ」「街の灯(チャップリン)」「時計仕掛けのオレンジ」
「戦艦ポチョムキン」(ロシア作品)そして「8 1/2」「カビリアの夜」「大人は判ってくれない」などのフェリー二作品などでした。
20年以上も前に教授がくれたリストと、このリストがとてもよく似ているので、名作というのはいつまでも残るのだなぁ、と感慨深いです。

最近、映画を撮るためのフイルムの製造が
終了したことを知りました。
ずっとフィルムで撮ってこられた、山田洋次監督が
これからどうなさるんだろう、と
何だかとてもお気の毒です。
需要がないものは、なくなってしまうのかなぁ
写真のフィルムは、まだ健在なのに。
山田監督の「東京家族」はぜひ、観たいと思いました。

笠さんと、原節子さんのコンビは
本当に良いですね・・・
「晩春」も、おすすめです~

NAME:トベニ | 2014.02.02(日) 20:36 | URL | [Edit]

 

トベニさん☆

言葉遣いの美しさが印象的でした。

相手に媚びない言葉遣いと言いますか、
上手く表現できないんですけど、
今の自分たちの会話が相手の様子を気にしながら
必要以上に配慮をした言葉を選んでいるような気がして
その差に驚きました。
だからか、全てが凛とした印象でした。

考えたらネット上の私の文章こそ、必要以上に配慮を重ねた(重ね過ぎた)文章なんですけどね。


トベニさんは若い頃にたくさんの良い映画を観たんですね。
私はほとんど映画を観てこなかったので
知っているのは「タクシードライバー」と「ゴッドファーザー」くらいでしょうか。
それも観たような気はするんですけど、内容についてはやや怪しい(笑)
これから少しずつ観ていきたいと思っています。

そっか、映画撮影用のフィルム製造が終わってしまうんですね。
写真用は愛好家が利用するでしょうけど
映画制作用となると需要は本当にないんでしょうね。
上映する映画館も限られるでしょうしね、、、。

「東京家族」は「東京物語」をしっかりリメイクしながら、
今の時代でちゃんと完成されていました。

「晩春」もいつか観てみますね。

ところで、「スタンレーのお弁当箱」
さっそくツタヤで探したんですが見つからず。
近々ネットで借りてみようと思っています。。
久々にツタヤでレンタルをウロウロしたら観たい作品がたくさんあって
キムギドク監督の「ピエタ」を借りてきました。
やっぱり映画は楽しいですね。

NAME:るぴ | 2014.02.06(木) 16:20 | URL | [Edit]

 

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sutakorasassaなとこは相変わらずです


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