映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に
 

 

 
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ひとことで感想を言うなら「可愛い映画」
そこの世界にいる人たちの温かな話。
童話や絵本の世界のよう。

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最初はタイトルが覚えにくいなぁって思って、
次に思ったのがタイトルから内容が想像できないってこと。
でも観終ってみると、タイトルが一番作品の内容を表してるのかもしれないと思いました。

トワイライトとは、日の出前や日没後の薄明のそがれのことで、
夕暮れは私の一番好きな時間です。
昼と夜の間、光と闇の間。不思議なことが起きそうな瞬間。
生と死のあわいにいる人が、大切な人を思い、愛おしく思い、そして悲しく、淡い気持ちでそこにいる、と言うことなんですね。

そして、ささらとは街の名前で、
さらは夫を亡くして乳飲み子と二人で生きていくヒロインの名前。
やっぱりタイトルが重要だって話です。

初めからユウタロウはすでに死後の世界の人で、
乳飲み子を抱えたお人好しの妻がどうやって暮していくのか心配でたまらない。
なので魂は現世から旅立てない。
自分の姿が見える人には乗り移れるが短い時間だけ、しかも一度しか乗り移れない。

その設定が楽しかったですね。
実質大泉洋ちゃんが演じてた時間は短いよね、だって他の人が洋ちゃんを演じるんだもん。
男女問わず乗り移ったけど、子どもに行った時が一番面白かった。

新垣結衣ちゃんが良かったなぁ。
お人好しでのんびりしててすぐ騙されそうで、こんなんで母親として生きていけるのかと心配だったのが、いろんな姿の夫と話をしているうちに、だんだんと逞しくしっかり生きていこうとする母親になっていく。
その様がとても自然で気持ちが良かった。

ささらの街を俯瞰で捉えるんだけど
箱庭みたいで、どう見てもミニチュアにしか見えなくて、
何の意図があるのかなぁって思ったんだけど、
実際はそれはミニチュアではなくて本物で、
リモコンのマルチコプターにシフトレンズ付きのカメラを乗せて空撮したそうです。
ささらを不思議な町として表現するために、本物をわざとそういう風に見せたのね。

現実の世界だけど現実の世界でないような、そんな物語だってことですよね。

終盤のクライマックスのところで、
ユウタロウ(大泉洋)と父親の確執の部分に焦点を当てるんだけど、
それまでさやの話から興味が分散されて、違う映画だけど「青天の霹靂」を思い出しました。
監督は違うのになぜ似たんでしょ(笑)
最後はさらの話か、もしくはさらとユウタロウノ話にした方がもっと切なかったなぁ。

監督は若いんですよね。38歳。
「半分の月がのぼる空」や「神様のカルテ」の1、2ともに撮った方です。
ささら町は架空だけど、埼玉県の秩父市などでロケをしたそうです。

脇を固める大御所の女優さんたちが可愛かった。
中村蒼くんは、洋ちゃんファンの友達の感想は仕草などとても洋ちゃんに似ていたそうです。



トワイライト ささらさや  2014年
監督: 深川栄洋
出演:新垣結衣、大泉洋、中村蒼、福島リラ、石橋凌、富司純子、藤田弓子、波乃久里子

息子を授かり夫・ユウタロウ(大泉洋)と妻・サヤ(新垣結衣)は幸せの中にいたが、ある日ユウタロウが事故に遭い他界。サヤは息子を守り抜こうと一人決心するものの、身寄りもなく苦労を重ねていた。二人が心配でたまらないユウタロウは、やがて町の人々の身体に乗り移って彼女を支えるようになる。 

 

 

 

 
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どっちかというとこういう系は強い方なんですけどね。
韓国映画で鍛えてますから←
そんな私がさすがに疲れました。
暴力描写が凄くて、血まみれすぎで、死にすぎで、グロい。
こういう映画って観るにはパワーが必要だけど、作る側の方たちは想像を絶するパワーが必要よね。主役の役所広司さんがともかくものすごかった。
あんなに暴力的で破滅的な人を演じてイメージ大丈夫ですかね、コマーシャルとか大丈夫なんだろか、、といらぬ心配しちゃいました。すごい役者さんです。

娘役の加奈子も(実態が)よくわかんなかったけど可愛かった。

感想を書こうとして思ったんだけど、ネタバレっていうか、実はあまりストーリーを把握してないのかもしれない、私。
ネタバレ(解説)サイトを見つけて、原作との繋がりも説明してもらって、あぁ、そういう物語だったのか、とやっとわかった次第で、でもそこはあまり重要じゃなのかもとも思う。

暴力エンターテイメント。
そういうの嫌いな人は嫌いだろうけど、私はそんなに嫌いじゃなくて。
絶望的に人が暗闇で死んでいくんだけど、なんだろね、このあっけらかんとした感じは。
結構面白く観ました。
明と暗があるように、悲惨な世界を嫌というほど観て、静かな日常にホッとする。

ただね、最後の最後、もう終わるんだと思ってからの仕掛けがね。
中谷美紀が出てきてからのもうひとひねりが、えーーまだやるのーって思いました。
あそこが長い。いらない、
個人的に私の精神的な体力が持たなかっただけですかね(笑)

でもねー、面白く観たとは書きましたケド、誰にも薦められない。
よくR15で通ったなーって思うもん。なんで高校生向けのキャンペーンなんだろって思った。




渇き。  2014年
監督:中島哲也
出演:役所広司、小松菜奈

品行方正だった娘・加奈子(小松菜奈)が部屋に何もかもを残したまま姿を消したと元妻から聞かされ、その行方を追い掛けることにした元刑事で父親の藤島昭和(役所広司)。自身の性格や言動で家族をバラバラにした彼は、そうした過去には目もくれずに自分が思い描く家族像を取り戻そうと躍起になって娘の足取りを調べていく。交友関係や行動を丹念にたどるに従って浮き上がる、加奈子の知られざる素顔に驚きを覚える藤島。やがて、ある手掛かりをつかむが、それと同時に思わぬ事件に直面することになる。  

 

 

 

 
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マイナー扱いされてますけど(笑)
韓国映画「超能力者」を先に観ているから  ⇒ 超能力者
つい比較しちゃうんですよね。
内容も原作をかなりの割合で踏襲してるし。

見た人を目で操れる男。でもその能力を遣うと自分の体が壊死していく。

唯一操れない男、終一。どんな怪我を負っても回復してしまう。
でも彼は交通事故で家族を失っていて、そんな能力があっても弟を守れなかったという後悔と孤独感を持ち続けている。

簡単に言うと、モンスターとしてこの世に存在してしまった二人がバトルする話。

藤原竜也演じるモンスターは、誰にも名前で呼ばれることはない。
全ての人を操れるのに、誰とも会話せずコミュニケーションもない。
操った人間が自分の首をひねって死ぬ、、などという恐ろしいことができるのに、
自分の力では非力すぎて何もできないんだよね。
片足が壊死してるから自由に歩くこともできない。
彼の孤独感がすさまじくて、可哀想でね。

唯一操れない終一に出会い、執拗に彼を狙うんだけど、
この世でたったひとりコミュニケーションできるヤツに出会ったんだよ、
カタチとしてはバトルなんだけど、
変な言い方だけどストーカー的に追っかけてるとも言えなくもない(笑)不思議な関係←

終一は自分がモンスターであるという自覚はあるけれど、友達がいて、仕事もして、真っ当に暮らしている。

韓国版では友達2人が「オモロイ外国人と愉快な仲間たち」みたいな笑えるノリで
それがまたやたらと可笑しくて、全体とのバランスが妙な感じになってたんだけど
日本版は、おネエとヲタクという、やっぱり不思議な仲間たちではあったけど、ちょうどいいバランスで、ホッとできる存在になってました。
モンスターとして生きる悲しさというテーマ性もはっきりしてたと思う。

「リング」や「白ユリ団地」の中田監督なのでホラー映画のイメージがあるけれど、ホラーというよりもアクション映画の印象。
でも、一緒に観た友達は、空間の奥にさらに空間があって、そこから何かが出てくるような恐怖感があった。って言ってました。
確かに、そういうぞくぞくとする空気感はさすがな気がします。

操られた人々が続々と高いところから飛び降りていくシーンは不気味で心臓に悪い。
そんな風に人を操るモンスターは憎むべきなんだけど、最後の涙に、やっぱり涙しました。

死ぬまで生きる。

二人のモンスターの言った同じ言葉が全く違う意味に感じます。




MONSTERZ モンスターズ  2014年  
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也、山田孝之、石原さとみ、落合モトキ、太賀

ある孤独な男(藤原竜也)には、視界に入っている人間を意のままに操る能力があった。その力のため虐待してくる父を殺し、母からは見捨てられていた。必要最低限の金を奪いひっそりと絶望の中生きていた彼は、ある日普段通り力を使おうとしたところ、能力が通じない男がいた。彼は田中終一(山田孝之)という、一見ごく普通の男ではあるが、どれだけ大きな怪我を負っても治る尋常じゃない回復力を持っていた。自分の思うように動かせない終一に対し苛立つ男は、終一に思いを寄せる叶絵(石原さとみ)の父親を死に追いやる。怒る終一と自分の能力を唯一知る終一を抹殺しようとする男は、激しくぶつかり合う。 

 

 

 

 
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映画終わって第一声が
「大泉洋がすごく良かった」でした。

売れないマジシャン。後輩はテレビで売れ出したけど自分は鳴かず飛ばず。場末のマジックバーで働いでなんとか暮らしてはいるけれど、俺はこんなもんかと人生に諦めを感じてる。
青天の霹靂で40年前にタイムトリップするまでの晴夫の姿が泣けるんですよね。
演技力もそうだけど、存在感って魅せるっていうか、へぇー洋ちゃんってこんなにいい役者だったかって思った。
こんなにすんなりと入り込める作品って珍しいです。

予告編を見るだけで全体像が想像できるんだけど、実はストーリとしてもそのまんまなんですよ。想像通り。
でもそれでも面白いんだよね。
全体として奇をてらわないストレートな描き方で、それでいて感動できるって稀有だと思うんですよね。どうしてもいろんなことやりたくなっちゃうでしょ。
だから劇団ひとりさん、初監督で凄いと思う。

自分が生まれた頃の両親に会う。

いろいろ考えるよね。
私も亡くなった父のことを考えたもん。
誰もが自分を投影できるからこそ、泣けるんだろうなぁ。
泣ける映画という謳い文句は好きじゃないけど、やっぱり泣ける映画だもん。

ただね、、これはどうかと思うんだけど
ラストに「オチ」を作るのは
これは芸人の性ですかね。

映画って余韻がとっても大切だと思ってるんだけど
あのオチは、、ってオチに突っ込む終わり方を用意されちゃった気がします~(笑)




青天の霹靂  2014年  ☆☆☆☆☆
監督:劇団ひとり
出演:大泉洋、柴咲コウ、劇団ひとり

場末のマジックバーで働く、さえないマジシャンの轟晴夫(大泉洋)。ある日、彼は10年以上も関係を絶っていた父親・正太郎(劇団ひとり)がホームレスになった果てに死んだのを知る。父が住んでいたダンボールハウスを訪れ、惨めな日々を生きる自分との姿を重ね合わせて涙する晴夫。すると、突如として青空を割って光る稲妻が彼を直撃する。目を覚ますや、40年前にタイムスリップしたことにがくぜんとする晴夫。さまよった果てに足を踏み入れた浅草ホールで、マジシャンだった父と助手を務める母(柴咲コウ)と出会う。 

 

 

 

 
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小学校の卒業と同時に、団地から出ないで団地の中だけで生きると決めた渡会悟くんの17年間の物語。
まずは、この突拍子のない設定に惹かれます。

そう惹かれます、私は。

だって周りは自分のことを小さい頃から知っている人ばかりで、友達もいて、
仕事も探せて、恋もして、特別な不自由もない。
同じことが繰り返すけど、とてつもないの安心感。
その安心感に憧れる。

男の子が乗り越えるとこもちゃんと経験する。
この映画、PG-12指定だったのね。
知らないで観てたからドキドキしちゃいました。
リアルなんだもん、、(笑)、 これ誰かと一緒に観るとちょっと恥ずかしいかも。

なぜ団地から出ない人生を選んだのかという理由が終盤になって明かされて、
なるほどそういうことかと合点がいきました。
強くなろうとしたことも、団地を見回っていたことも、すべて理由があった。
そうだったのか、、
悟くんは不器用だけど、決めたことはやり抜いて、ゆっくりゆっくり結果を残していく。
ちゃんと力をつけてたね、偉いよ。
辛い経験をゆっくりゆっくり乗り越えてた。
何も言わずにただ見守っていたお母さんの姿を思い返して切なくなりました。

ケーキ屋さんとしての技術も身に着けて
婚約もしたし、破談も経験したし
友人の、精神病院で電気ショック治療という辛い経験もして
団地の人を守るという決意の、日々の努力がちゃんと決する出来事も経験した

色んなものを乗り越えたねぇ。

なんでかな、
そのいろんなことが自分と重なって懐かしい。
団地の中が自分のすべての世界、、と似たような経験を子供の頃にしてるんじゃないかな。

濱田岳くんがあまりにもはまり役で、愛おしいとさえ感じました。
面白かった。




みなさん、さようなら  2012年  ☆☆☆☆☆
監督:中村義洋
出演:濱田岳、倉科カナ、永山絢斗、波瑠、大塚寧々

1981年、小学校を卒業した13歳の悟(濱田岳)は、担任教師の静止を振り切り団地の外へ一切出ずに生活していくことを宣言する。才色兼備な隣人の松島(波瑠)にはその無謀な計画は鼻で笑われるが、彼は中学にも行かずに独自の信念に従った生活を確立していく。母親のヒーさん(大塚寧々)は、そんなマイペースな息子の姿を優しく見守っていた。 

 

 

 

 
私たちは、幸せになるためにいっしょにいるんじゃない

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先ずは余談ですが、かなこ(真木よう子)が働いている奥多摩温泉のもえぎの湯。
旦那が温泉好きなので、夫婦で何回も行くお気に入りの温泉なの。
かなこがサンダルと落とした吊り橋も行ったことあって、
知ってる場所が出てきて驚きました。

大森立嗣監督って「ゲルマニウムの夜」の監督なのね、いつか観たいと思ってる作品です。そして大森南朋の弟さんなんですね、知らなかった。

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幼児殺人事件を取材する記者(大森南朋、鈴木 杏)が事件を追う過程で
隣の家の夫婦が15年前の集団レイプ事件の被害者と加害者であることがわかる。

復讐なのか愛情なのか、、、夫婦同然のように暮す不思議な愛の形は考えさせられるものがありました。
夫を犯人と繋がりがあるかもしれないと警察に密告した後の
ガラス越しの夫婦の日常的な会話(豆腐の賞味期限)は面白かった。

スポーツ選手あがり、という繋がりに意味があるかと思ったけどそうでもなかったですね。
記者の夫婦関係が修復に向かう過程も理由がいまいちだったかな。

痛ましい出来事から人生が変わってしまったかなこは気の毒としか言えないけれど、
全てがうまくいかない八方塞がりな人生は、正直ちょっと気が重くなりました。
何処にも進めるところがなかったのね。
だからと言っても、何があっても許しを得たい加害者の俊介に、究極に甘えているかのように見えたりもして
それも愛情の裏返しなのかな。

でも彼女は自分の人生に決着をつけたね。
最後に、かなこに出会わなかった人生と、レイプ犯としても出会った人生とどちらを選ぶと問われて、夫が答えないまま終わったことが印象的です。
きっと、彼はかなこを探し出すと思うよ。そう思えるラストで良かった。
被害者としてではなく、自分自身の名前で彼と出会ってほしい。

エンドロールで流れる真木よう子の歌が
今までの重苦しさを消してくれるかのような素朴で可愛い声で
「今日はなにかいいことがありそう」と歌っていて
その言葉に救われた気なれてよかったです。



さよなら渓谷  2013年    
監督:大森立嗣
出演:真木よう子、大西信光、大森南朋、鈴木 杏
原作:吉田修一

緑が生い茂る渓谷で幼児の殺害事件が発生し、容疑者として母親が逮捕される。隣の家に住んでいる尾崎俊介(大西信満)がその母親と不倫していたのではないかという疑惑が、俊介の妻かなこ(真木よう子)の証言によって浮かぶ。事件を取材する週刊誌の記者、渡辺(大森南朋)がさらに調査を進めていくうちに、尾崎夫妻をめぐる15年前の衝撃的な秘密にたどり着く。 

 

 

 

 
そこのみにて光輝く  2014年  ☆☆☆☆☆
監督:呉美保
出演:綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也
原作:佐藤泰志

こんなにドラマチックに人間の匂いのする映画を作ったことに感動する。
三人の若手の役者もすばらしく、見つめあう主人公と千夏や、
千夏思いの弟も、海で洗われたようにきれいだ。 井坂洋子さん(詩人)



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良かった、すごく良かった。
余韻がずっと残っていて頭から離れない。
今年ベスト3に間違いなく入る面白さでした。

「人間の匂いのする映画を作ったことに感動する」
本当にそうだと心から思う。

「ジョゼと虎と魚たち」大好きな作品なんだけど
あれからから10年が過ぎ、池脇千鶴って本当に素敵な女優になりましたね。
妙齢の女性らしく少し太った彼女の肉体の存在感が素晴らしかった。

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特筆すべきは弟役の菅田将暉。
粗暴だが人懐こい大城拓児にしか見えない。
歯も黄色く変色しちゃって、本人が完全に消えている。
何だこの子!
今後彼の作品は全作品をチェックしようと思いました。
それくらいに素晴らしかった。

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そして綾野剛、、、危く惚れそうでした。
インタビューで「作品に愛された」って話してたけど
なるほどねぇ、こういう作品に出会える俳優さんは幸せだよなぁって思ったもん。
良かったよ、背中が良かったよ(←そこ)
佇まいが最高です。
もともとガテン系に弱いワタクシにとってはたまらんものがあります。


綾野剛の背中、池脇千鶴の太もも、菅田将暉の髪、
高橋和也の尻、伊勢山ひろ子の二の腕、火野正平の眼、
函館の暗い夏に人が地を這うように生きていました。
冷えた体にひっそりと熱をはらんで。  大森立嗣(映画監督)


このコメントにすごい共感した。
やぱり名作には寄せられるコメントも名言になります。

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貧しくどん底の暮らしで、あんな父親を持つ家庭は特殊だと言えるけど
どの親から生まれるか、どんな暮らしをして育つのか、遺伝を受け継ぐのか
誰だって間違いなくそのしがらみを持って生きている。
決して彼らが特別だとは感じなかった。

拓児が自分の家に達夫を誘い、姉ちゃんのチャーハンを美味しそうに食べる姿は
他人から見たらこんな暮しと思うんだろうけど、彼にとってはかけがえの自分の場所。
バカにしながらも家族を大切にしているところがたまらなかった。
だからラストでまた同じ過ちを犯した後に達夫に言った言葉は、
泣けて泣けてしかたなかったよ。

千夏の最後の行動は決して本気はなかったと思うよ。
自分の境遇に何かの形で決着とつけたいという気持ちの表れだと私は思う。

これからどんなふうに生きていくのかわからないけれど、
彼らは人間の輝きを決して失わない。
いつまでも余韻の残る秀逸なラストシーンでした。




仕事を辞めブラブラと過ごしていた佐藤達夫は、粗暴だが人懐こい青年・大城拓児とパチンコ屋で知り合う。ついて来るよう案内された先には、取り残されたように存在する一軒のバラックで、寝たきりの父、その世話に追われる母、水商売で一家を支える千夏がいた。世間からさげすまれたその場所で、ひとり光輝く千夏に達夫はひかれていく。



この作品はちゃんと愛されるべき人が愛されなくてやいけないと思う作品だと思いますし、世の中に人を愛することができない自分のことを愛することもできない人たちを抱きしめてあげられる作品になっていると思います。この作品と共に旅をして下さい。

綾野剛くんの舞台挨拶。まさにそんな作品だと思うので素晴らし過ぎて泣けます 

 

 

 

 
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「パワースポットアドベンチャー」
「ユルい笑いと摩訶不思議な世界感」

好きなはずなんだけどなぁ。

万城目学さん原作の映画は『鴨川ホルモー』を観たことがあって
自分のレビューを見返してみたんだけど  ⇒⇒これ
原作は好きかもしれないけど、映画化されたものは私と相性いまいちなのかもね。
しゅららぼんを昨日観てきたばかりなのに
レビューを書くにあたって、ストーリーを読んでるってどういうこと?

そもそもさ、彼らって高校生だったんだなぁ。(←制服着てたじゃん)

日出家と棗(なつめ)家の対立。
彼らがある力を発揮するたびに、一般の人には聞こえない強烈な爆音が近くにいる力も持つものにだけ聞こえる。
だいたいその都度岡田くんが耳を押さえてじたばたするんだけど、
嫌いじゃない世界感なんだけどなー。
なんで嵌ってくれないのかなぁ(嵌ったら楽しそうなのにー)

エンディングに流れる曲がももクロだよなって思って
確かめるべくエンドロールを凝視してました。
エンドロールの後に明かされるしゅららぼんの意味。
脱力しつつ確認してください。



偉大なる、しゅららぼん  2014年
監督:水落豊
出演:濱田岳、岡田将生、深田恭子、渡辺大、笹野高史

琵琶湖のすぐそばの町・石走で、先祖代々不思議な力を継承してきた日出一族。その跡取りで最強の力を誇るとされる淡十郎(濱田岳)は、高校生でありながら住民からあがめられる殿様のような生活を送っていた。そんな彼のもとへ、分家の涼介(岡田将生)が力の修行をするために訪れる。淡十郎と同じ高校に通うものの、彼とおそろいの真っ赤な特注制服を着せられ、従者のように扱われる涼介。そんな中、日出一族と対立する棗一族の広海(渡辺大)とのトラブルが勃発し、それが世界の運命を揺るがす事態に発展する。 

 

 

 

 
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翔くんが続編ではなく全く違う新たな作品ができたと言っていた意味が良くわかった。
医者として成長した一止でしたよね。テーマも似てるようで違う。
日常生活の中にある生と死と仕事と家族というテーマは
ありふれてるから劇的な面白さではないけれど、しみじみと観ちゃいました。

32才の櫻井翔が今演じる医師の一止。
今見られるべストマッチングな役なんじゃないですかね。
山岳シーンの夢の次のファーストシーンがね、
救命医として深夜勤務のイチが仮眠を取っている背中なのね。
急患の電話で目を覚ますんだけど、なで肩の(←そこは大事じゃない)ちょっと広めの背中が、とても現実感があって、あー、いいなーって思った。
映画の始まりの感じ方って大事だと思うんですよね。
そこで医師として成長したイチの存在感をすっと受け入れた気がした。
ファンだからっていうんじゃなくて、翔君がすごく良かったです。

前作は御嶽荘のエピソードの分量が多くて
それ自体は面白くてビハインドストーリができそうなくらいに魅力的だったんだけど、
病院での出来事と並行すると興味が2分割されてもったいない気がしたんですよね。
今回も御嶽荘はちゃんと描かれていて重要な役割を果たしてるんだけど
ホッとする場所として上手く機能してた。
御嶽荘は奥さんのハルがいる場所=やすらぎという位置づけ。
ほとんどファンタジーの世界ですな。
あの御嶽荘の存在がどことなく現実離れしてて
この映画の不思議な雰囲気を作ってます。

夫婦とは、仕事とは
そして最期を迎える場所として病院とは
難しいテーマが力まずちゃんと存在してて
クライマックスの場面は、やっぱり泣くよね。
あれは泣くよ。
思いだしても泣けます。

「イチさんの悪い癖です。苦しいことがあると私のことを忘れてしまいます。」

そんな台詞、、、言ってみたい~~~(笑)
そんな台詞を言ってあげられる旦那が欲しい~(笑)

派手さはないけど真面目な上質な映画でした。




神様のカルテ2  2014年  ☆☆☆☆☆
監督:深川栄洋
出演:櫻井翔、宮崎あおい、藤原竜也、原田泰造、濱田岳、市毛良枝、柄本明

妻・榛名の出産を心待ちにする内科医・栗原一止が勤務する本庄病院に、一止の大学時代の同期でもあるエリート医師・進藤辰也が赴任してくる。しかし、大学時代は「医学部の良心」とまで言われた辰也は時間外の緊急対応にも応じず、不眠不休で「24時間、365日対応」を掲げる病院を支える一止は、辰也と衝突してしまう。さらにそんな折、一止の恩師でもある貫田内科部長が過労で倒れてしまう。 

 

 

 

 
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股間にチラシいっちょのファーストシーンは予告で何回も見たので
予測はしてたんですけど
予測以上でした、斗真くん。
頑張ってたわー、パチパチパチ☆

玲二が何回もテストを通過して潜入するくだりは笑った。
いや、結構笑いました、あれもこれも。
しかし、このネタで大うけしていいもんだろうかと理性も働きまして
劇場だったから抑え気味に笑ったけど、
これが自宅でDVD鑑賞だったら、大声でバカ笑いしたかも(笑)

特に童貞喪失場面は笑っちゃいかんでしょ(でも笑っちゃう)
これってR指定ないんですね、
うっかり子供連れてったら困る~。

クレイジーパピヨンことアコギ組の若頭の日浦の堤真一も主役級のお仕事してました。
「良い種も悪い種も、自分で蒔いた種を刈り取るのが人生だ」は名言でした。

クライマックスのMDMAの運び屋を見つけるあたりはかなり漫画チックで
もう少し緊張があったら良かったけど
全体のパワーと気合とお下品さ(←褒め言葉)で充分な余りあるものでした。

三上監督らしいてんこ盛り感と
クドカンのギャクでうーーんと楽しめました。



土竜の唄 潜入捜査官 REIJI  2014年
監督:三池崇史
出演:生田斗真、仲里依紗、堤真一、遠藤憲一、吹越満、山田孝之、岡村隆史

正義感は強いものの警察署きっての問題児の巡査・菊川玲二(生田斗真)は上司からクビと言われてしまう。しかし、内実は関東一の広域暴力団・数寄矢会の轟周宝(岩城滉一)を逮捕するため、モグラこと潜入捜査官になれという命令だった。偶然にも傘下の阿湖義組若頭・日浦匡也(堤真一)と親交を深めた玲二は、数々の試練に見舞われながら轟に近づいていく。 

 

 

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るぴ

Author:るぴ
復習し再考し記録する
モットーは簡潔に
sutakorasassaなとこは相変わらずです


++sutakorasassa++

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海にかかる霧 2015.4.24~ TOHOシネマズ
国際市場 2015.5.16~ シネマート新宿
予告犯 2015.6.6~
海街diary 2015.6.13~
グラスホッパー 2015.11.7~
母と暮らせば 2015.12.12~
猫なんかよんでもこない。2016年

 
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