映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に
 

 

 
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R15+指定作品。

劇場上映中ずっと気になってたんだけど観に行けなかった映画。
結果、家でひとりでブルーレイ鑑賞したのは正解かもしれないです。
難しい映画でした。
気分はどうかと聞かれればそりゃ悪いでしょ、どうしたらよいのかわからない。
観終っても気持ちの整理がつかなくて、しばらくネットでいろんな人の意見を確認しました。
原作を読んだ方の感想も。

まず最初に思うことは、二階堂ふみはバケモンね(←最上級の褒め言葉)
中学生から高校生、そして大人になるまで演じ分けてて、おんなじ顔してんのになぁ、顔に産毛が生えてる中学生から、最後は妖艶な女の顔で終わった。
彼女はまだ二十歳でしょ、何度も言うけど驚きです。

私の男と交わる時の表情が、それは正常な行為ではないですからね(父親ですから)、異性に対する愛情とも違う、もちろん性欲だけとも違う、何とも言えない目をしてた。
先日この作品でブルーリボン主演男優賞を受賞し男泣きした浅野忠信との主演二人の演技力の確かさがあっての作品なんだと思った。
テーマがギリギリだもんね、近親相姦なんて。

近親相姦といっても、父と娘として暮らしていたとしても遠い遠い親戚。
そのへんが複雑なんだけど、禁断の世界に踏み込んでしまった男と女の愛なのかというと、それは違う。
劇中でも言ってたけど淳悟は「父親になりたかった」んだから。

花は奥尻の津波で10才の時に天涯孤独にり、淳悟だけが唯一の家族だった。
被災直後の行動から、たぶん母親に対しては嫌悪感をもっていて、自分を背負って逃げてくれた父親に対する思いが強かった娘で、先ず前提として彼女はファザーコンプレックスを持ってるみたいでしたね。
そこに父として現れた淳悟が、きちんと成長できてないまま大人になった不完全な男だった。
彼もまた家族に恵まれずに育ったようで、家族(愛情)に対する渇望の激しい人だったわけで、お互いの強い思いが絡まったまま、行ってはいけない方向へねじれながら進んで行ってしまったんだろうか。

「舐める」という行為がちょっとしたキーワードなんだけど、すんごいエロティックよねそれって。
でも赤ちゃんが認識するときにおしゃぶりするみたいにも見えて、二人の幼児性を表しているようにもみえた、かなりエロかったけど。

途中ちょっとだけ出てきた高良君が、突然指を舐められて、汚ねーーって感じですごい時間をかけて手を洗ってるのが面白かった。
金持のボンボン、言われるとなんでもしちゃうのね、あそこで服脱ぐ?
それも面白かった。

淳悟のダメ人間ぶりが素晴らしかったです。
風体は立派な大人の男なのに、頭のなかは子供で、訪ねてきた警察官をカッとなって殺してしまってから、
あとで猛烈に反省してるって、、、あのね、それ反省して終わる話じゃないですから、、、

藤竜也がオホーツクの流氷に流されていくシーンは圧巻です。
舞台が北海道の極寒の地であるということがとても重要だった。

自分は悪くない、自分が守ろうとする者も悪くないと言い聞かせる花
だめだよ、それ人間として絶対ダメ。

終わってからかなり後を引く映画でした。
楽しく観終えてスッキリ忘れる映画より、鑑賞後もつい考える映画が好きなので、「私の男」は好きな映画でした。
でもちょっとお薦めはしにくいです。



私の男  2013年  
監督:熊切和嘉
出演:浅野忠信、二階堂ふみ
原作:桜庭一樹

奥尻島に猛威を振るった津波によって孤児となった10歳の花(山田望叶)は遠い親戚だという腐野淳悟(浅野忠信)に引き取られ、互いに寄り添うように暮らす。花(二階堂ふみ)が高校生になったころ、二人を見守ってきた地元の名士で遠縁でもある大塩(藤竜也)は、二人のゆがんだ関係を察知し、淳悟から離れるよう花を説得。やがて厳寒の海で大塩の遺体が発見され、淳悟と花は逃げるように紋別の町を去る。

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いやぁ、泣いた泣いた。
タオル握りしめて泣きました。
いい映画でした。

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冒頭の裁判の場面で、チョン・ジニョンでしょ、それから、オ・ダルス、パク・ウォンサン、キム・ジョンテ、チョン・マンシク。
韓国の素晴らしきオッサン俳優勢ぞろいじゃないですかん。
これは面白いに決まってると、思わず前のめりになりました。
そーしたら、娘ちゃんとセーラームーンの主題歌を歌う、6才の知能を持つ役のリュ・スンリョンが登場。
ビックリですよ、強面のスンリョンさんが子供みたいに登場だもん。

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実というとツイッター上で、韓国で1200万人の大ヒット作品だけど、日本人には違和感があるかもしれないというような意見もあって、そうなんだぁって思ってたんですよ。
わかる気もするんです、現実的でなくてご都合主義的に感じる人もいるかもしれないから。
でも、それより全然感動の方が上まりましたね。
ファンタジー映画だなって思った。

7番房が刑務所なのに楽しすぎる。
みんないい奴過ぎるじゃないか、悪いことしたはずなのに。
看守もわかってるし。←おいおい
課長(署長)がそんなこと許可するんかいーー!

そこ、突っ込んじゃダメよね。突っ込んじゃいけないとこ他にも多々あります。←
これをファンタジーとして完成させちゃうところが韓国映画の力なんじゃないかと思う。
それと俳優さんたちの力ね。
これだけ名俳優が揃ってたら安心して楽しめます。

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強面のリュ・スンリョンさんしか見たことなかったから、6才知能のリュ・スンリョンさんは絶句もの。
娘が可愛くて可愛くてたまらないっていう目で見るんだけど、それだけで泣けちゃう。
「生んでくれてありがとう」「生まれてきてくれてありがとう」のくだりは泣けちゃう、これは仕方ない。

あんなに愛されて、お父さんといる時はいつも楽しくて笑顔で嬉しくてたまらなくて、
そうやって人間の中心になるところにたっぷりの愛情を注いでもらって大人になったイェスンは絶対に幸せになるはず。
冤罪という悲しい話なのに観終ってこんなに心が温かなのは、だからだと思う。

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ところで、あの裁判は模擬裁判なんですよね。
ちょっと謎だなって思って調べたんですけど、
大人になったイ・イェスンが、司法修習生の模擬裁判を通じて父親(イ・ヨング)の事件を扱うことについて「イ・イェスンの感性、情緒をもっと表現したかった。純粋な感じを出すために、通常の裁判ではなく、司法修習生の模擬裁判に設定した」と話した。
という監督のインタビューがありました。

パク・サンミョンがパク・サンミョンって名前で出てましたね。
友情出演ですかね、すごい贅沢でした。

久々、韓国映画で大満足の作品でした。



7番房の奇跡(原題:7번방의 선물) 2013年  ☆☆☆☆☆
監督:イ・ファンギョン
出演:リュ・スンヨン、パク・シネ、カル・ソウォン、チョン・ジニョン
  オ・ダルス、パク・ウォンサン、キム・ジョンテ、チョン・マンシク、キム・ギチョン

知的年齢6歳の中年男性イ・ヨング(リュ・スンリョン)は、小学校入学を控えた6歳の娘イェスン(カル・ソウォン)と2人で仲良く暮らしていた。ところがある日、ヨングは殺人容疑で逮捕されてしまう。道に倒れた少女を覗き込んだ彼の姿を目撃した通行人が、勘違いして警察に通報したのだ。イェスンと別れ、刑務所に送られたヨングは、7番房で5人の先輩たちと寝起きを共にすることになる。

 

 

 

 

 
「蜩ノ記」は11/21、地元の映画館で最終日のラスト上映に観ました。
どうしようかずっと迷ってて、レンタルまで待つかと思いつつも、岡田くん~間に合ったよ。
書きそびれちゃってましたけど、官兵衛お疲れさまと、祝☆紅白初出場の思いを込めてレビューしようと思います。

うっすらと内容を知ってたから自分がどっちに感じるかなぁって思ったけど、途中からじんわりと泣きながら観ました。居ずまいを正す映画でした。

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で、先ず、、紅白ですが(←そこからかい)

「WAになっておどろう」
木村君がビックリするくらいのクオリティで一緒に踊ってて良かったね。
嵐もバックダンサーすれば良かったのに(TVに映る場所で)

V6の袴姿の舞いは坂本君が上手で流石でした。そして岡田君の立ち姿が綺麗で存在感が際立ってた気がする。さすが殿だーって思ったもんね。
(岡田君を見るたびに髪はどこまで伸びたのか気になって仕方ない)

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「軍師官兵衛」は久々の大河でした。
昔は欠かさず見てたけど、いつ頃からか全く観なくなってた。
一番面白かったのは中国大返しのあたり、歴史もののダイナミックさが大河の魅力だけど、
官兵衛っていう素材が、歴史的に派手な存在じゃないからね、そういう意味では地味だったのかもしれない。でも私は凄く面白かった。
信長から秀吉、そして家康へとゆく、一番よく知られる時代を官兵衛というまた違う視点から見ることができて、岡田君の歴史に対する興味や愛情も含めのドラマ鑑賞は、私もまたいろいろ歴史ものを読んでみたいと思えたもん。

いつだったか、来年の大河はジャニーズの誰からしいよ。って噂を聞いて、一年間拘束されるからまさか嵐の誰かじゃないよねって笑ってたけど、そういう理由じゃなくても違ったよね(笑)
そりゃ岡田くんだよね。
「永遠の0」で主演賞を総なめで、今やアイドル枠でなく堂々の俳優部門です。

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で、肝心の「蜩ノ記」の話。
ひとことで言うと美しい映画でした。

撮影地が遠野なんだってね。
昔、釜石に住んでたことがあって、遠野は峠を越えて良く遊びに行きました。
かっぱ伝説の地。
当時、まだ子供が小さかったから、山菜を取りに行ったり、キャンプに行ったり、ホントに良く行きました。

日本の四季の風景の美しさとともに崇高に生きた武士の話。
夫が(父が)10年後に切腹をすることを覚悟しながら、静かに穏やかに暮らす戸田家の家族の暮らしぶりは、見ていて思わず背筋を伸ばさすにはいられません。(できるのはそれくらいですが)

正直、退屈って言っちゃえば退屈なんだけど(それを言ってはおしまい)
現代に生きる私たちにも、日本の武士道の気質(覚悟)みたいなものがほんのわずかでもあるんだろうか、あってほしい。
所作の美しさと日本家屋の美しさ、古き良き日本を感じる作品でした。



蜩ノ記  2014年
監督: 小泉堯史
出演:役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子

年前に前例のない事件を起こした戸田秋谷(役所広司)は、藩の歴史をまとめる家譜の編さんを命じられていた。3年後に決められた切腹までの監視役の命を受けた檀野庄三郎(岡田准一)は、秋谷一家と共に生活するうち、家譜作りに励む秋谷に胸を打たれる。秋谷の人格者ぶりを知り、事件の真相を探り始めた庄三郎は、やがて藩政を大きく揺るがしかねない秘密を知る。 

 

 

 

 
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何度も言うけど←正式タイトルは「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」
ついデビクロくんって言っちゃうよね(正式タイトルが頭に入らず、笑)

12月の初旬に地元のユナイテッドシネマで鑑賞しました。
1か月遅れだけど、相葉ちゃん初主演の記念映画ですからね、レビュー残さずにはいられまい
、、ってことで、、、

相葉ちゃんは正確に言うとすでに一本撮ってますから主演映画。
デビュー前の1998年「新宿少年探偵団」、潤くんも出てるジャニーズ映画で堂々の主役張ってます。
    ⇒⇒  はぴるぴ別館レビュー「新宿少年探偵団」

これがまたみんな若くてね、学芸会レベルの演技力で、可愛くてたまんないの。
ストーリ展開もとんでもな感じなんだけど、なぜだか面白かった。やっぱり一生懸命するってことがなにより大事よね。そこが相葉ちゃんの相葉ちゃんたる所以だとも思うのです。
歌唱力がもって生まれた才能なように、私は演技力ももって生まれるものじゃないかと常々思っていて、だから上手な人は小さい頃から上手い。ニノがそうなように。
そう言う意味では相葉ちゃんは決して演技が上手い人ではないけれど、でも、上手くなったよね、、、ホント。

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4人の男女の恋愛模様の話ではありますが、断然輝いてたのは安奈(榮倉奈々)とソヨン(ハン・ヒョジュ)で女性優位な映画でしたね。
幼なじみの光が好きなのに伝えられない、男勝りでさばさばしてて、お人好しな安奈に思い入れて見た人が多いんじゃないかしら。彼女の可愛らしさがこの映画の可愛らしさになってて、子役時代の二人がとっても雰囲気が似てて可愛かった。

ヒョジュちゃんは韓国人設定で韓国語を話す場面が多かったので不自然さが少なかったけれど、それでも日本語で演じるって本当に凄いことだと思うんですよね。
かつてチャンドンゴンが中村トオルと演じたアクション映画、動画でチラッと見ただけではありますが、名優なのに日本語のセリフがお気の毒に感じたことがあって、そりゃそうだと思う、母国語以外で演じるって大変なことだもん。
そう思うと、ヒョジュちゃんは実に上手に日本語で演じてました。想像以上に良かった。
透明感があって可愛くて綺麗な女優さんよねぇ。彼女の存在感じたいがとても魅力的でした。

居酒屋でソヨンが「マショヨー(呑みましょう)」って言ったのを光が「え?どこのマンション?」って聞いたのはアドリブなんだってね。あまりにもドンピシャなタイミングで笑っちゃいました。

斗真くんに関しては感謝しかありません。本当にありがとう。(なぜ私が言う←)
出演分量は少なかったけど難しい役だったと思うんですよね。あまり説明がされないままあの立場の役を演じられたのは斗真くんだからだとも思ったりするのです。
今や堂々の映画主演俳優なのに、相葉ちゃん初主演映画に共演してくれて、本当にいい奴です。次の斗真くんの映画は何があっても観に行くからね~♪

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監督もインタビューで話されてたけど、光は優しくて純粋で、いつも先にごめんなさいって謝っちゃう人。
ちょっと現実感ないくらいの人の良さで、彼の心の闇の部分をデビクロくんが表現してる。
デビクロ通信に書かれてる言葉が詩的でなかなかうんちくがあっていいんですよ、それはすなわち光が抱えてる本音の部分でしょ。
そこが文字だけでさーっと終わっちゃうんじゃなくて何かの形で光が表現できたらもっとカッチョよかったなーとも思う。
この映画を観た人が全員が全員、相葉ちゃんらしい映画って評してるけど、本来相葉ちゃんの魅力って、パブリックな誰からも好かれる明るくて楽しくてっていうイメージとともに、絶対に見せないのに垣間見えるちょっと暗い部分がものすごい魅力だからね。
デビクロくんの登場部分をアニメだけじゃなくて、光が闇の部分として演じたらもっと面白くなったかもしれないって、一緒に映画鑑賞した映画友は原作を読んたので、観終った直後にそんな感想を言ってました。

と、長々と書きましたケド
すごくシンプルなストーリーで素直に楽しめる映画なんだけど、最後泣いてましたからね。
なんかわかんない泣けちゃうのよ。
クリスマスにカップルで絶対観に行きたい映画だったなー。(年明けちゃいましたケド)



MIRACLE デビクロくんの恋と魔法  2014年
監督:犬童一心
出演:相葉雅紀、榮倉奈々、ハン・ヒョジュ、生田斗真

漫画家になりたいという願望を抱き続ける書店員の光(相葉雅紀)。デビクロくんは、優しくて気弱な光にだけ見える相棒。クリスマスイブ、光の幼なじみでオブジェ作家の卵の杏奈(榮倉奈々)、名の知れた照明アーティストのソヨン(ハン・ヒョジュ)、光の同級生で売れっ子漫画家の北山(生田斗真)、そして光という片思い中の4人に、デビクロくんが奇跡をもたらす。  

 

 

 

 
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12/22 テアトル新宿で鑑賞。
事前情報ゼロ、安藤サクラと新井さんが出ることだけ知ってて楽しみに観に行きました。
2人に対する信頼感絶大です(笑)

クライマックスには前のめりになって涙しながら観ました。
女ロッキーの映画だったとわ、エイドリアン!!!!
やっぱ安藤サクラっていい役者だわ。
泥くさく演じたいって、役者は綺麗なところで演じてちゃダメよね。
新井さんもカッコよくて色っぽかった。

テアトル新宿って単館の映画館だけど、「百円の恋」の上映が始まってから
たぶんほぼ「百円の恋」しか上映してない(今はラスト上映が違うみたいだけど)、
作品に対する熱が感じられて好感が持てる。
「そこのみにて光輝く」を観たのもここで、その時迷って止めたんだけど、
今回は迷わずTCGメンバーズカード作っちゃいました。
1000円で鑑賞できたし、無料チケットも1枚もらえて得した気分です。

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一子がボクシングの試合を目指して頑張り始める後半もいいんだけど、
私は前半のダメな人ばかり出てくるグダグダな人生を見せられるところがかなり好き。

おしゃべりすべてが腹立つコンビニ店員のオッサンに処女を奪われるなんて
最低だわ。最低!最低過ぎて涙も出ない。
あのオッサンと一緒の空気を吸うのも嫌。←
それほどの嫌悪感を抱かせる上手い役者さんってことね。

廃棄商品を毎日取りに来るおばちゃんもイカレテルけど、
どうせ捨てる商品をおばちゃんに渡したくなくてロッカーに隠して鍵をかける店長も
人生に疲れすぎて悲しくなる。
おばちゃんが刃物を持って押しかけてきたときの「マジっすか」は館内で笑いが起きました。
狩野(新井浩文)の人生決めきれない情けない感じもよかった。

見どころはなんていっても一子の変貌ぶり。
30才過ぎてるのにニートでゲーム三昧。
だらけきった体にはだらけきった精神が宿る。
なにをやっても上手くいかない人生が嫌になったんだろうね、そりゃそうだよね。

ボクシングに惹かれたのは、さっきまで殴り合ってた二人が
試合終了と同時に抱き合って健闘をたたえ合うのがかっこよかったから。
わかりやすいって大事よね。
ボクシングに熱中する彼女が、どんどんシェイプアップされていく様が気持ちよかった。
クライマックスの試合で、殴られた彼女の顔が少形していくところなんてリアリティがあってドキドキしました。

一度でいいから勝ちたかったと狩野の前で無防備に泣く一子が可愛かったよね。
可愛い女ってこういうんだよなーって思ったのでした。



百円の恋  2014年  ☆☆☆☆☆
監督: 武正晴
出演:安藤サクラ、新井浩文

32歳の一子(安藤サクラ)は実家でだらしない毎日を過ごしていたが、離婚して実家に戻ってきた妹の二三子といざこざを起こし、一人暮らしをすることに。100円ショップで深夜労働にありつき、相変わらずな日々を送っていたものの、ボクサーの狩野(新井浩文)と恋に落ちる。狩野との幸せな日々はすぐに終わってしまうが、ある日、たまたま始めたボクシングが一子の人生を変える。  

 

 

 

 
ひとことで感想を言うなら「可愛い映画」
そこの世界にいる人たちの温かな話。
童話や絵本の世界のよう。

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最初はタイトルが覚えにくいなぁって思って、
次に思ったのがタイトルから内容が想像できないってこと。
でも観終ってみると、タイトルが一番作品の内容を表してるのかもしれないと思いました。

トワイライトとは、日の出前や日没後の薄明のそがれのことで、
夕暮れは私の一番好きな時間です。
昼と夜の間、光と闇の間。不思議なことが起きそうな瞬間。
生と死のあわいにいる人が、大切な人を思い、愛おしく思い、そして悲しく、淡い気持ちでそこにいる、と言うことなんですね。

そして、ささらとは街の名前で、
さらは夫を亡くして乳飲み子と二人で生きていくヒロインの名前。
やっぱりタイトルが重要だって話です。

初めからユウタロウはすでに死後の世界の人で、
乳飲み子を抱えたお人好しの妻がどうやって暮していくのか心配でたまらない。
なので魂は現世から旅立てない。
自分の姿が見える人には乗り移れるが短い時間だけ、しかも一度しか乗り移れない。

その設定が楽しかったですね。
実質大泉洋ちゃんが演じてた時間は短いよね、だって他の人が洋ちゃんを演じるんだもん。
男女問わず乗り移ったけど、子どもに行った時が一番面白かった。

新垣結衣ちゃんが良かったなぁ。
お人好しでのんびりしててすぐ騙されそうで、こんなんで母親として生きていけるのかと心配だったのが、いろんな姿の夫と話をしているうちに、だんだんと逞しくしっかり生きていこうとする母親になっていく。
その様がとても自然で気持ちが良かった。

ささらの街を俯瞰で捉えるんだけど
箱庭みたいで、どう見てもミニチュアにしか見えなくて、
何の意図があるのかなぁって思ったんだけど、
実際はそれはミニチュアではなくて本物で、
リモコンのマルチコプターにシフトレンズ付きのカメラを乗せて空撮したそうです。
ささらを不思議な町として表現するために、本物をわざとそういう風に見せたのね。

現実の世界だけど現実の世界でないような、そんな物語だってことですよね。

終盤のクライマックスのところで、
ユウタロウ(大泉洋)と父親の確執の部分に焦点を当てるんだけど、
それまでさやの話から興味が分散されて、違う映画だけど「青天の霹靂」を思い出しました。
監督は違うのになぜ似たんでしょ(笑)
最後はさらの話か、もしくはさらとユウタロウノ話にした方がもっと切なかったなぁ。

監督は若いんですよね。38歳。
「半分の月がのぼる空」や「神様のカルテ」の1、2ともに撮った方です。
ささら町は架空だけど、埼玉県の秩父市などでロケをしたそうです。

脇を固める大御所の女優さんたちが可愛かった。
中村蒼くんは、洋ちゃんファンの友達の感想は仕草などとても洋ちゃんに似ていたそうです。



トワイライト ささらさや  2014年
監督: 深川栄洋
出演:新垣結衣、大泉洋、中村蒼、福島リラ、石橋凌、富司純子、藤田弓子、波乃久里子

息子を授かり夫・ユウタロウ(大泉洋)と妻・サヤ(新垣結衣)は幸せの中にいたが、ある日ユウタロウが事故に遭い他界。サヤは息子を守り抜こうと一人決心するものの、身寄りもなく苦労を重ねていた。二人が心配でたまらないユウタロウは、やがて町の人々の身体に乗り移って彼女を支えるようになる。 

 

 

 

 
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ツタヤ更新時に1本無料っていうので
しばらく映画モードじゃなかったけど何か借りようかと選んだのがコレ。
私って韓国映画に何を求めてるんでしょーね。
とりあえず娯楽性とかエンタテイメントではないんだな、と悟りました(笑)

暗い、重い、ってのは何となくわかってたけど
地を這うような底辺でころげまわるような、どうしようもない展開になってきて
参ったなぁと思いつつ観たけど、
観終って思ったのは嫌いじゃない。
ズシンと来るものもあったし、ほんの少し涙ぐみそうになった。

でも、誰かにお薦めしようと思う作品ではなかった。
興味のある人は自分のアンテナで探し出してね、って感じ(責任とれないから)

「棚ぼたのあなた」で国民の夫を演じたジュンサン氏がアルコール中毒のどうしようもない夫。
彼は守備範囲が広いよね、大好きな俳優さんです。
奥さん役のスウォンを演じたキム・ジヨンが素敵だった。
なんとなく松たか子に似てる気がするんだけど、演技力も松さんレベルの素晴らしさです。

トッチ(터치)ってなんだろうと思ったけど、英語のタッチなのね。
何に触るの?やぱり宗教的な意図の大きい作品なんだろうな。
突然のように登場する鹿が象徴的で、哲学的なすべてを見通したような目なんですよ、鹿が。

愚かで、情けなくて、どうしようない、途方に暮れた人の前に突然現れる鹿。
宗教的な知識も何もない私だけど、思わず祈って赦しを願いたい気持ちになった。

だってね、ホントにもう、「なんでだよー」「どうしてよー」って何度もひとりごと言っちゃったもん。
特にユ・ジュンサンに!(←本名で言うな、笑)
どうしようもなく弱いんだもん、人は良いんだと思うのよ。

罪深いもの。人の心にある罪が消えて、救われますように。
そんな気持ちになったのでした。


公開第1週目から上映の劇場を十分に確保されなかったこと(他の作品と日替わり交代制で上映)に反発して監督自ら引き上げて、あっというまに上映が終わってしまったそうです。
確かにものすごく集客する内容の映画ではないけど、第17回釜山国際映画祭に招待されて評価が高かったそうです。
こういう作品に光を当てない上映の仕方は韓国映画をつまらなくしていくよね。



トッチ -終わりなき絶望-(原題:터치)  2012年
監督:ミン・ビョンフン
出演:ユ・ジュンサン、キム・ジヨン

元国家代表の射撃選手だったが、アルコール中毒ですべてのものを失い中学校で射撃のコーチをする夫、ドンシクと、病院で世話係をしながら、病院からひそかにお金をもらい、家族から捨てられた患者を騙して療養院に入院させる妻スウォンは幼い娘とともに大変だが小さな幸福を夢見て生活をしていた。
ある日、ドンシクはコーチ再契約問題で理事長が勧める酒をやむを得ず飲み、飲酒運転をして自分の教え子である射撃部の学生をはね、慌てたあげくひき逃げをして警察に逮捕されてしまう。
夫ドンシクのひき逃げ事件の示談金のために更なるお金が必要になったスウォンは、なんとかお金を工面するもそれが原因で病院を解雇されてしまう。その日の夕方、帰宅したスウォンは娘が家にいないことに気づく。 

 

 

 

 
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最近、テレビ放映で再び「硫黄島からの手紙」を観たのですが、アメリカ側からの視点で描いた「父親たちの星条旗」も観てみたいと思いました。

切り口が全然違うんですね。
硫黄島の戦いで英雄に祭り上げられた3人が、戦費集めの広告塔にされて苦悩し戸惑う。
日本が硫黄島で本土決戦の時間稼ぎだけのために玉砕覚悟で戦っているときに、アメリカではこんなことが起きてたんだなと思う。
硫黄島を取り囲む無数の軍艦を見ると、地下で玉砕を覚悟した日本兵を思う。

機関銃や飛んでくる弾の中で戦っていたのに、今は歓声の中、この対比が面白かった。
花火の音がまるで戦場のようです。
戦争ってなんだろうって思う。
人を不幸にしかしないのになぜ起きるんだろう。

「硫黄島からの手紙」で手りゅう弾で自決した日本人の姿をアメリカ兵の視点で見ると心に突き刺さります。
辛すぎる。

味方を間違って打ち殺したり、人種差別的な言葉を言われたり、アメリカを勝者として描かない。
戦争には英雄はいない。
無意味に感情を揺さぶろうともしない淡々とした描かれてかたに安心感がある。
戦争がいかに不毛なものかということがしっかりと伝わってきます。
これは2作品をあわせて観るべきだと思いました。

ラストシーンがね、、やっぱり最前線に駆り出されれるのは若者なんだなと思いました。
未来のある若者たち。
それだけで切ないです。

私が観て育った戦争映画の多くは、どちらかが正義で、どちらかが悪だと描いていました。しかし、人生も戦争も、そういうものではないのです。私の2本の映画も勝ち負けを描いたものではありません。戦争が人間に与える影響、ほんとうならもっと生きられたであろう人々に与えた影響を描いています。どちらの側であっても、戦争で命を落とした人々は敬意を受けるに余りある存在です。 だから、この2本の映画は彼らに対する私のトリビュートなのです。日米双方の側の物語を伝えるこれらの映画を通して、両国が共有する、あの深く心に刻まれた時代を新たな視点で見ることができれば幸いです。
   ⇒⇒ クリント・イーストウッド監督 来日会見

クリント・イーストウッド監督の言葉が胸に落ちます。



父親たちの星条旗(原題:FLAGS OF OUR FATHERS)  2006年  ☆☆☆☆☆
監督:クリント・イーストウッド
出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ

第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦いで、米軍兵士たちはその勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。しかし、この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)らはたちまち英雄に祭り上げられる。 

 

 

 

 
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うん、、ちょっとエロかったですね。
邦題は「花を宿す女」、、、花になって交わりたい、、なんて表現してますけど
原題は「菜食主義者」だって。
う~~んちょっと違う気がしますけど。

肉が食べられなくなったんですよね、でも野菜とか果物は食べてた。
菜食で暮らしていくことに何の問題もないですしね。

お医者さんも言ってたけど、要するに拒食症と統合失調症を併発してしまったと言うことですよね。
そう言ってしまえば元も子もないけど、、、

私の乏しい知識ですけど、拒食症って家族関係、特に父親との関係性に大きく影響を受けるらしいけど、まさにそれでしょ。
幼い頃の経験が彼女にある種の不安感(安定できない要素)が消えない。
可哀想ね。
痩せても痩せてももっとやせて綺麗になりたいって思うんですってね。
だから体に花の絵を描くということが、彼女にとって安心できる要素になったってことは納得できるかもね。

でもあの義兄の芸術家さんがまともな神経とは思えない。
芸術だからといって許容できないところまで完全に行ってます。

最後、あれ?夢オチ?みないな雰囲気もありましたけど(ずるい~~)
独特な映画でした。

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花を宿す女(原題:채식주의자)  2010年
監督:イム・ウソン
出演:チェ・ミンソ、キム・ヒョンソン、キム・ヨジン

ある夢がきっかけで、ヨンヘは突然肉食を拒否し、菜食主義者になる。やがて、肉の匂いの体臭に耐えられないと、夫とのセックスも拒絶。家族一同は心配するが、ある日、父親が力づくで肉を食べさせようとすると、彼女は発作的に手首を切る。退院後、離婚し、引きこもりになったヨンヘを、姉の夫ミノが見舞う。映像作家のミノはスランプに苦しんでいた。彼はヨンヘの体に花の絵を描き、ビデオに撮りたいと申し出る。秘密の共同制作で、ボディペインティングされた花の妖しさに魅せられた二人は、いつしか倒錯した世界へと迷い込んでいく。

 

 

 

 

 
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40年以上も世界でベストセラーを続けている「チョコレート工場の秘密」が原作なんですね。
子供むけのファンタジーな映画だと思って観たので、意外にブラックな内容にちょっと驚きました。
小説でちょっとブラックな内容を想像しながら読んだら面白そうです。

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映像がとてもきれいでリアルな分、一見ファンタジーなのに実は怖くて(笑)、これ子供が楽しんで観られるのかな?
行く末がわからぬまま、途中ちょっと迷子になりそうでした。

でも最後は心温かな、お金は無くても愛情あふれる家族で暮すことの幸せというテーマに落ち着いて、ああ、良かった。

ジョニー・ディップがどれだけ見てもジョニー・ディップじゃなくて、最後まで不思議で、
面白い映画でした。



チャーリーとチョコレート工場(原題:CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY )  2004年
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー

家が傾くほど貧しい家に、チャーリー・バケット少年(フレディ・ハイモア)は失業中の父(ノア・テイラー)と母(ヘレナ・ボナム=カーター)、そして寝たきりの老人4人の7人で暮らしていた。そのチャーリー少年の家の近くには世界で一番大きなチョコレート工場があった。  

 

 

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るぴ

Author:るぴ
復習し再考し記録する
モットーは簡潔に
sutakorasassaなとこは相変わらずです


++sutakorasassa++

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